ドールハウスに灯りを Vol.1

今回からしばらくご要望の大変多いドールハウス用ライティングのご説明をします。

ドールハウスのライトはほとんどのメーカーで12Vを推奨しており、
イギリスやアメリカ、もちろん日本でのライトも同様の仕組みで構築が可能です。

また最近ではLED関連も増えて、さらにライティングの幅が増えましたが、
その分難しいと感じる方も多くいらっしゃいます。

当店ではドールハウスの灯り作りを推奨しておりますが、その魅力とは何でしょうか。

一番の魅力はやはり『暖かさ』でしょう。
特にアンティークスタイルのドールハウス作りではライティングによるお部屋の表情が
非常に暖かみが出てきます。
テーブルのスタンドライトが照らす開いた本と置かれたペンは、今から物語が始まりそうですし、
影になる部屋の隅っこにも生活感を感じることもできます。
暖炉のあるお部屋では冬の寒い時の表情も出てきます。
使い方によっては明暗のグラデーションによる天井の高さを表現することも可能です。

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さて、こんなドールハウスライティングですが、電気のことは一切初心者の方でも
簡単に設置できるように日々試行錯誤しておりましたが、
私のやっている教室でも何度か試作機をつくり、ようやく商品化が出来ました。

出来るだけシンプルにし、汎用性に特化させ、安価でライティングができるセットとなります。
商品は下部にあります関連商品からご覧いただけます。

ドールハウスのライティングで今まで難しかった問題は
・配線
・家庭用電源100V→12V変換
・ライトのオンオフ
・LEDと麦球の併用
・複数個のライト取り付けが複雑になってしまう
があると思います。

特に難しいのはLEDと麦球の併用でしょう。
一般のドールハウス用ライトは麦球や豆球タイプですが、これらはプラス、マイナス関係なく
12V電力でどうやって配線しても大丈夫でしたが、
LEDはプラスとマイナスの向きが決まっています。
今まで併用を避けていただ方も多かったと思いますが、
LEDの利点はその寿命の長さと、色のバリエーションの多さでしょう。
たとえば白のLEDと青のLEDをバランスよく組み合わせると、お部屋の向こうに見える庭に
青空を表現することも出来ますし、赤で夕暮れ、電飾カラーで夜の街灯も表現できます。
直接見えるところではなく、表情作りに非常に向いています。

また、ライトのスイッチも必要です。
ドールハウス作品の多くはライティングをしていても電池ボックスを利用した簡易なものや
配線がむきだしの状態で置かれているものも多々ありますが、
ドールハウスは何十年も飾ることが出来る作品です。
出来るだけ管理がしやすく、気軽に電気をつけて楽しみたいものです。
スイッチは必須と言えるでしょう。

配線に関しては2階建て、3階建てのドールハウス作りになると、
その難しさが倍増します。
これらは徐々にブログにご案内させていただきます。

では次回から早速「ドールハウスライティングセット」を利用した
ドールハウスの灯りづくりをご説明いたします。

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