ドールハウスに灯りを Vol.4

灯りシリーズの番外編です。

今回は最近よくご購入いただいておりますソケットに関してです。

割とややこしくなるので敬遠されがちのドールハウスライティングですが、
最近ライティング商品をご購入いただく事が増えてきました。
誠にありがとうございます。

さて、その中でも最もご質問が多く、ご購入の多いミニコンセントのようにお使いいただける
ミニマンダス社のソケットのご案内をさせていただきます。

このソケットはドールハウスの天井や壁に付けるタイプとは違い、今後スタンドライトや
小物にライティングしたい場合など、設計上では未計画でも取りあえずコンセントだけでも付けておきたい時などにご活用いただけます。
ドールハウス用のスタンドライト製作作家さんには特にオススメいたします。
商品例はコンセント部が1つの22010 Single wall socket (2 pcs)でご説明します。

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このソケットはそれぞれ先端に受け口と差し口部分がありますが、当然このままだとドールハウスの壁に大きな穴を開ける必要が出てしまします。
これではドールハウスの美観を損ないます。
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そこで取り外しが容易な差し口側をバラします。
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このようにラジオペンチで抜くと簡単に取れます。
これを両方とも抜いてしまいます。

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構造はシンプルでむき出しの配線を差し口の棒で止めているだけです。
あとは後ろから引っ張って配線を抜いてください。

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目的の場所に穴(2mm程度で十分です)を開けて通すだけです。
※この場合、壁から出すものだけご注意ください。
今回は写真撮影のためにわかりやすく差し口を出しましたが、壁紙側には受け口を出す方が一般的でしょう。

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取り付けは先ほどの手順を反対から行うだけです。

まず中央の穴の後ろから配線を通し、むき出しになった配線をそれぞれの小さな穴に埋め込みます。

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両方を差し込まず、片方ずつラジオペンチで押し入れてください。
両方同時には配線が言うことをきかず暴れてしまいます。

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両方差し込んだら後ろから少し配線を引っ張り完成です。

このソケット加工は覚えていただけましたら配線計画は簡単に構築できるようになります。

ソケット利用のメリットはなんと言っても壊れた時やライトの交換が必要な時にミニコンセントから外せることにあります。
ドールハウスの配線をガチガチに固めてしまうと、いざライトが壊れたり断線した場合、ドールハウス全体を解体しないといけなくなります。麦球やLEDなどライティングの基本は修復出来るように球やLEDがすぐに付け替えられ、同じメーカーや仕様のものをお選びください。
10年経って電飾が全部点灯しなくなるなど、これではせっかくの苦労が無駄になってしまいます。

以上、ライティングでお役に立てれば幸いです。

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